北朝鮮の核実験に抗議する声明

 北朝鮮は、昨日2月12日、「地下核実験を成功裏に行った」と発表した。また、当日、午前11時57分、我が国においても通常の波形とは異なる人工的な地震に特有の地震波を探知したところである。
 北朝鮮における平成18年、21年に続く3回目の地下核実験は、我が国のみならず北東アジア及び国際社会の平和と安全に対する重大な脅威である。これは核兵器の開発を完全に放棄するよう求めてきた国際連合安全保障理事会の決議にも明確に違反する許し難い行為である。
 渋谷区は、地球上から戦争と飢餓・貧困をなくし、世界の恒久平和の実現を目指す世界連邦宣言を行い、また渋谷区議会は昭和57年に核兵器廃絶・軍縮のための宣言を決議し、これまで核実験や核兵器開発の即時中止を求めてきた。しかしながら北朝鮮は昨年12月のミサイル発射に引続き3度目の核実験を行った。これは、全世界の核兵器廃絶と平和を希求する願いを踏みにじるものであり、断じて容認することはできない。
 よって、渋谷区議会は、北朝鮮の核実験に断固抗議するとともに、政府においては関係各国と協力し、安全保障理事会の決議の完全な履行と、核実験の中止、核兵器の廃絶を改めて強く求めるものである。

平成25年2月13日

渋谷区議会議長  前田 和茂
渋谷区議会副議長  栗谷 順彦
渋谷区議会自由民主党議員団幹事長  丸山 高司
渋谷区議会公明党幹事長  植野 修
日本共産党渋谷区議会議員団幹事長  菅野 茂
民主党渋谷区議団幹事長  浜田 浩樹
無所属クラブ幹事長  薬丸 義人