北朝鮮のミサイル発射に抗議する声明

 北朝鮮は、2月7日、人工衛星に名を借りた長距離弾道ミサイルの発射を行った。
 先月の水素爆弾と称する核実験に続く、決して許されない暴挙である。
 北朝鮮は、過去にも弾道ミサイルを含むミサイルを平成10年8月・平成18年7月及び平成24年12月に発射し、平成18年には日本列島を横断する弾道ミサイルの発射を行った。
 本区議会ではその都度、直ちに「北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議等」を全会一致で議決し、厳重なる抗議の意思を表明してきた。
 今回、北朝鮮は、IMO(国際海事機関)に事前通告はあったものの、我が国を含む関係各国による事前の警告を無視し、ミサイル発射を強行したことは国際社会への挑発行為であり、我が国の安全保障や北東アジアの平和と安定を脅かすばかりでなく、日朝平壌宣言や核問題に関する6カ国協議の共同声明とも相容れない国際社会へのあきらかな挑戦であり、断じて容認することはできない。
 ここに「平和・国際都市」を標榜する渋谷区の議会として、北朝鮮によるたび重なるミサイル発射や核実験にあらためて厳重に抗議するとともに、北朝鮮がこの間の「弾道ミサイル技術を利用したすべての発射」を禁じた国連安全保障理事会決議やG8議長総括などで示された国際社会の力強い意思を尊重し、このような許されない蛮行を繰り返さないよう、政府に対し、国際社会と連携して、毅然と対応することを強く求めるものである。

平成28年2月8日

渋谷区議会議長  木村 正義
渋谷区議会副議長  沢島 英隆
渋谷区議会自由民主党議員団幹事長  下嶋 倫朗
渋谷区議会公明党幹事長  栗谷 順彦
日本共産党渋谷区議会議員団幹事長  五十嵐 千代子
シブヤを笑顔にする会幹事長  薬丸 義人
民主党渋谷区議団幹事長  吉田 佳代子
無所属議員  須田 賢
無所属議員  笹本 由紀子
無所属議員  堀切 稔仁