羽田空港新飛行ルートの再考を国に求める意見書

 国は本年3月29日より、国際線の増便を主な目的とした羽田空港新飛行ルートの本格運用を開始している。
 しかし、現在、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、東京2020大会が延期になるなど、国際便が大幅な減便となっている中、渋谷区民から「騒音がひどすぎて、窓も開けられない。」「落下物が心配だ。」といった苦情が多数寄せられている。
 こうした状況を鑑み、6月3日に国土交通大臣は、羽田空港新飛行ルートの固定化を回避するための方策を早急に検討するため、有識者及び専門家による検討会の立ち上げを表明した。
 よって、引き続き、渋谷区議会は国会及び政府に対し、区民の不安を解消するため、羽田空港新飛行ルートの固定化を避ける取り組みを早急かつ具体的に再考するよう国に強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和2年6月17日

渋谷区議会議長名

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
国土交通大臣 あて